微妙な判定
13日にアジアカップF組の日本対オマーン戦が行われ、日本は1−0と辛勝した。この試合で注目を集めたのは疑惑の判定。
例えば、原口が先制点を挙げたPKのシーン。オマーンの選手がエリア内で日本選手を倒したかどうかは微妙だった。超がつくほど日本贔屓の解説者・松木安太郎でさえ微妙だと呈するものだった。
その他、後半、ペナルティエリア内で長友がオマーンのシュートをブロックしたシーン。手に当たったかのように見えたがPKはなし。ノーファールの判定の後、一斉にレフリーに詰め寄るオマーンの選手たちがその疑惑を象徴していた。
長友自身、試合後にこのシーンを回想し「神の手になった」と表現している。
結果的にオマーン側としては微妙な判定で決勝点を取られ、更には同点に追いつく機会も奪われた。
日本側には良いミスジャッジとなったが、オマーン側からしたら不満の残る試合となった。今大会、ミスジャッジが相次ぐアジアカップ。この試合でまたしてもレフリーへの不信感が募る結果となった。
尚、VAR導入は準々決勝以降となっている。
32歳
日本対オマーン戦でミスジャッジ以外にもう一つレフリーが注目を集めたことがある。それは彼の年齢。なんとマレーシア人レフリーであるモフド アミルル イズワンは32歳だったのだ。
「神の手になった」と試合後に語った長友と同じ歳だ。
モフド アミルル イズワンはレフリーとしてのプロキャリアを2011年にスタート。2012年にはFIFAから国際レフリーに認められる等、早くからその才能を認められていた。
日本にとっても縁のあるレフリーで、アジアチャンピオンズリーグにおいては鹿島アントラーズ、FC東京、G大阪などの試合でも笛を吹いている。
中々、優秀なレフリーが育たないと言われているアジアの中で、まだ若く将来が期待されるモフド アミルル イズワン。今後、今回のようなミスジャッジがなく、順調に育っていくことを願うばかりだ。