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日本人FWが香港代表入り

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香港プレミアリーグの傑志(けっしん)でプレーする日本人FW中村祐人が中国国籍を取得し香港代表入りすることが明らかになった。香港代表は16日にインドネシア代表と親善試合を行う。中村は、その試合に香港代表として既に招集されている。

  • 香港は中国じゃないの?
  • 中村祐人とは?

この2点をまとめてみた。

香港代表とは?

香港代表と聞いてピンとこない人も多いかもしれない。香港は中国の一部だからだ。これにはカラクリがある。FIFAは国単位でけでなく、自治権を持つ地域には独自の代表を組織することを認めている。

香港は1997年にイギリスから中国へ返還されたが、今も特別行政区政府が独立採算で運営している。つまり、パスポートや法律、社会体制は中国本土とは異なるのだ。よって、サッカーなどのスポーツチームも中国代表とは別の団体を作ることができるのだ。

現在の香港代表のFIFAランクは143位(9月20日発表)。ワールドカップロシア大会アジア2次予選で香港代表は中国代表と同組に。2015年に行われた中国代表とのホームゲームは0−0と健闘を見せた。

中村祐人とは?

1987年生まれで現在32歳。173cm、73kg。ポジションはFW。

Jリーグでのプレー経験はない。2009年に香港リーグのTSWペガサスに入団。その後、キャリアの大半を香港で過ごす。

2009-10シーズンは現在、日本代表の中島翔哉が所属するポルティモネンセ(当時ポルトガル2部リーグ)でプレーしていた。

中村祐人のプロフィール
中村

現在、たくさんの日本人選手がヨーロッパの主要リーグのみならず、中村のように世界各地で活躍している。今後、同じようなケースが多く出てくるかもしれない。