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アジアカップ2019
28日に行われるアジアカップ準決勝で日本代表はイラン代表と対戦する。
イラン代表は今大会5試合で12得点0失点と圧倒的な強さを見せている。
攻撃面もすごいが、それよりも目を引くのが0失点という記録。集中力などの面を考えた場合、こちらの方がすごい記録ではないのか?
そこで今回はイラン代表の守備について徹底的に調べてみた。このデータを見たら驚くこと間違いなし。
過去3年の失点データ
前述のように今大会はイラン代表の絶対的な守備力が目立つ。だが、一つ疑問に思うことがあった。
それは、”対戦相手が弱いだけじゃないのか?”という点だ。
無失点に抑えた5試合の対戦相手はイラク(FIFAランク88位)、ベトナム(同100位)、イエメン(同135位)、オマーン(同82位)、中国(同76位)とお世辞にも決して強豪国とは言えない。
アジア相手には無失点に抑えても強豪国相手には結構失点してるんじゃないか?
そう思って過去3年(2016〜18)のイラン代表の試合データを見たら、そこには驚くべき数字があった。
なんとイラン代表は過去3年間で無失点の試合が20試合もあったのだ。更には最大失点は2失点。しかも2失点の試合はわずか2試合しかなかった。
3年間のイラン代表の成績・失点記録を表にまとめてみた。
年 | 試合数 | 成績 | 0失点 | 1失点 | 2失点 |
2016 | 10 | 8勝2分(27得点2失点) | 8 | 2 | 0 |
2017 | 11 | 7勝3分1敗(14得点6失点) | 6 | 4 | 1 |
2018 | 15 | 9勝3分3敗(19得点10失点) | 6 | 8 | 1 |
表を見て頂けば分かる通り、イラン代表は過去3年間、国際舞台で圧倒的な強さを見せている。更には3失点以上した試合は一度もない。
上記の記録にはワールドカップやアジア最終予選などレベルの高い試合も含まれる。
ロシアワールドカップにおいては、スペイン・ポルトガルという強豪国相手にそれぞれ1失点しか許さなかった。
現在、イラン代表はFIFAランク29位でアジア1位だが、この成績を見るとそれも納得できる。
イラン代表の守備力、そしてそれに対する自信は相当なものだと考えられる。28日のイラン代表戦は日本代表にとって正念場となりそうだ。
準決勝までの5試合全てを最少得点差で勝利してきた日本代表は、どのような戦いを見せるのだろうか。