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カルロス・ケイロス
日本代表は28日に決勝進出をかけてイラン代表と準決勝を戦う。
イラン代表はFIFAランク29位とアジア最上位のチーム。今大会は5試合を終えた段階で12得点0失点と圧倒的な強さを見せる。
そんなイラン代表を率いるカルロス・ケイロス監督は、日本と非常に関わりが深い人物である。
20年以上前の話になるが、彼は名古屋グランパスで監督をしていたのだ。就任期間は96年9月〜97年11月。96年にはグランパスを年間王者に導いている。
余談だが、96年途中にカルロス・ケイロスが名古屋の監督に就任するまで前任者はアーセン・ベンゲルだった。今思うと非常に豪華な監督リレーだ。
経歴
現イラン代表監督で過去にはJリーグでも監督経験もあるカルロス・ケイロスとは、どのような人物なのか?
主なプロフィールをまとめてみた。
- 1953年3月1日生まれ(現在65歳)
- ポルトガル人
- U-20ポルトガル代表監督して89年・91年ワールドユース連覇
- 1991-93,2008-10 ポルトガル代表(監督)
- 1996-97 名古屋グランパス(監督)
- 1998-99 UAE代表(監督)
- 2000-02 南アフリカ代表(監督)
- 2002-03,04-08 マンチェスターU(コーチ)
- 2003-04 Rマドリード(監督)
- 2011-現在 イラン代表(監督)
こうしてみるとスター選手と縁のある監督のようだ。
U-20ポルトガル代表でワールドユースに優勝した際、チームには黄金世代と呼ばれるフィーゴやルイ・コスタらがいた。名古屋グランパス在籍時にはストイコビッチがいた。
マンチェスターUやRマドリードに関しては言うまでもないだろう。あえて言うならば、彼がRマドリードの監督を務めていた時期、チームは「銀河系軍団」と呼ばれ、ベッカム、ジダン、ロナウドらスター選手が集まっていた。
イラン代表監督としての期間は長く、今年で8年目を迎える。
因みにカルロス・ケイロスがイラン代表監督に就任してからの日本代表との対戦は1試合のみ。それは2015年に行われた親善試合。結果は1−1の引き分けだった。
日本で監督経験があり、世界を知る男が28日の試合でどのような采配をするのか注目だ。