先日、ワールドカップ2022アジア最終予選のグループ分け抽選が行われました。
日本代表はB組に属し、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同組になりました↓
今回はもう一つのグループのA組を特集します。
何気なく、A組の顔ぶれ、というか地理的なものを見ていたら韓国代表にとってはある意味「死の組」なんですね。
韓国代表といえば、過去にワールドカップ出場10回を誇るアジアNo1の実績の国。
しかし、前述の地理的な要素、そして”あるデータ”を見る限り、今大会の韓国代表の予選突破は以前にも増して厳しいかもしれません。
その理由をお伝えします。
韓国代表にとって「死の組」な理由
まずは韓国代表が、ある意味「死の組」に入った理由からお伝えします。
韓国代表が入ることになったA組の顔ぶれは下記の通り↓
- イラン(31)
- 韓国(39)
- イラク(68)
- UAE(73)
- シリア(79)
- レバノン(93)
カッコ内はFIFAランクになります。
FIFAランクを見る限り、韓国はA組で2位。
ワールドカップ出場枠が上位2チーム(3位はプレーオフへ)までなので、一見、韓国代表にとってそんなに「死の組」でないように思えます。
しかし、地理的に見ると、韓国代表にとってこのグループはまさに地獄・・・。
その理由がこちら↓
そう、A組で韓国だけ極端に離れているのです。
しかも、中東の気候といえば、暑くて乾燥しているのが特徴。
東アジアの国々は過去に幾度となく、この中東の気候・そして雰囲気に苦しんできました。
例えば、ワールドカップ2014アジア最終予選で日本代表は格下と見られていたヨルダン代表にアウェーで1−2で敗れています。
これらのことを考えると、A組で韓国だけ”一人アウェー”なのは相当不利な環境に思えます。
アジア最終予選は期間をおいてホーム&アウェーで行われるため、韓国は離れた中東へ単純計算で5回も往復することになります。
この移動は体力面だけではなく、精神面でも結構きつそうですね。
韓国代表にとって不吉なデータ
前述の通り、中東で5回も試合を行うのは非常にタフなこと。
日本代表がそうだったように、思わぬ相手に敗戦する可能性だってあります。
それに加えて、韓国代表にとっては更に不吉なデータがあります。
先ほどのA組の顔ぶれを見て、長年サッカーを見続けてきた方は何かに気づくかもしれません。
そう、韓国代表はまたイラン代表と同組になったのです。
この2チームがアジア最終予選で同組に入るのは、ワールドカップ2010アジア最終予選以来4大会連続。
韓国代表とイラン代表は試合がある度に何かしらのトラブルが起こっている因縁の相手。
更には韓国代表にとって非常に分が悪いデータが。
イラン代表とは2010〜2018年ワールドカップアジア最終予選で6度対戦しているのですが、なんと韓国代表は3分3敗なんです。
そう、韓国代表はイラン代表がすごく苦手!
相性の悪いイラン代表を含むオール中東。
まさに韓国代表にとっては死の組と言って良いでしょう。
ワールドカップ2022アジア最終予選A組
以上、韓国代表がワールドカップ2022アジア最終予選で「死の組」に入ったとされる理由でした。
アジア最終予選が行われるのは、2021年9月〜2022年3月。
この7ヶ月間は韓国代表にとって非常にタフな期間になります。
韓国代表といえばワールドカップ出場通算10回、1986年メキシコ大会からは9大会連続で出場しています。
果たして、2022年の春に韓国代表は10大会連続のワールドカップ出場を決めているのでしょうか?
それとも中東の波に飲まれて連続記録が途絶えるのか?
日本代表同様、韓国代表の動向にも注目したいところです。