17日に行われたJ1第23節で、サガン鳥栖は湘南ベルマーレを3−2で破った。
後半50分に決勝点を奪い勝利したサガン鳥栖。
前節のC大阪戦も後半50分に決勝点を奪い勝利しているだけにJ1残留への気迫が伺える。
8月23日に引退試合を行うフェルナンド・トーレスを気持ちよく送り出そうとするメンバーの想いも強いことだろう。
そのフェルナンド・トーレス。23節ではベンチ外だった。
今回はベンチ外だった理由と23日に行われる引退試合(ヴィッセル神戸戦)について詳しくお伝えしたい。
トーレスがベンチ外だった理由
トーレスがベンチ外だった理由は怪我ではない。
警告対策だ。
トーレスは今季J1で既にイエローカードを3枚受けている。Jの規定ではイエローカードの累積が4枚になると次節は出場停止となる。
今節で警告を受け、23日の引退試合に本人が出られないとなったら大問題だ。
今回のベンチ外はそれを避けるための処置だった。
自身の引退試合に万全のコンディションで挑んで欲しいというチームの思いもあったことだろう。
引退試合のテレビ放送は?
ここからは23日に鳥栖で行われるトーレスの引退試合・ヴィッセル神戸戦に関して。
まずチケットは既に完売している。
オークションサイトを見ると「サガン鳥栖vsヴィッセル神戸」のチケットは定価の5倍以上の値がつくなどプレミアチケットとなっている。
そこで気になるのがテレビ放送だ。
調べて見たところ、残念ながらこの試合はテレビ中継はない。
サガン鳥栖対ヴィッセル神戸戦を中継するのはネット配信DAZNのみだ。
よって、この試合を見たければDAZNに加入するしかない。
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引退試合の見どころ
8月23日に行われる引退試合の見どころはたくさんある。
フェルナンド・トーレスについてはここで言うまでもないだろう。
今回は、その他の見どころを2つ挙げたい。
フルメンバーのヴィッセル神戸
ヴィッセル神戸にはイニエスタ、ヴィジャらスター選手が多く在籍する。
コンディション不良などで出場しないこともあるスター選手たち。
しかし、トーレスの引退試合となれば話は別。
特に同胞スペインのイニエスタ、ヴィジャ、サンペールらにとっては格別な思いがあることだろう。
それはサガン鳥栖のクエンカも同じ。
余程のことがない限り、これらのスター選手は8月23日の試合に出場するだろう。
スター選手たちの対戦。
ここが一番の見どころだ。
残留争い
前述のようにサガン鳥栖は2試合続けて後半50分に決勝点を挙げて2連勝している。
これにはチームを残留圏外に浮上させ、トーレスに気持ちよく引退してほしいというチームメイトたちの思いがあるはずだ。
その残留争いと8月23日の引退試合には密接な関係がある。
23節終了時の順位表を見ていただきたい。
17位・18位は自動降格。
16位は入れ替え戦に臨むことになる。
現在16位のサガン鳥栖は降格圏内ということになる。
次節対戦するヴィッセル神戸はサガン鳥栖と勝ち点差2の14位。
そう、サガン鳥栖は23日のヴィッセル神戸戦に勝利すれば他のチームの結果に関係なく降格圏を脱出できるのだ。
逆にヴィッセル神戸は23日の試合に負けると降格圏に転落する可能性がある。
イニエスタ、ヴィジャ等はトーレスを気持ちよく送り出したいことだろう。だが、自分たちが降格圏に落ちるとなると話は別。
23日の引退試合はお互いにとって絶対に負けられない戦いになるのだ。
以上のことから、トーレスの引退試合は見どころがありすぎる一戦となる。
サッカーファンにとっては見逃せない試合だ。