当サイトは一部の記事にプロモーション広告を含みます。

塩谷司(アル・アインFC)|クラブワールドカップ2018

Embed from Getty Images
12月12日にUAEで開幕するクラブワールドカップ。日本からは鹿島アントラーズがアジア王者として出場する。

今大会では鹿島アントラーズ以外にも日本人にとって所縁のあるチームがある。それは開催国王者のアル・アインFCだ。アル・アインFCには現在、Jリーグで長年プレーしていた塩谷司がいる。

塩谷といえばサンフレッチェ広島で3度のリーグ優勝を経験。日本代表経験もあり、クラブワールドカップには2015年にサンフレッチェのメンバーとして出場している。

これほどJリーグで実績のある選手が28歳(移籍当時)という若さでUAEへ行くことは大きなニュースになった。しかし、その後は中東というあまり馴染みのない地域からか情報が入ってこない。

塩谷は今、UAEでどのような生活を送っているのだろうか?

プロフィール

まずは塩谷の簡単なプロフィールから。

アマチュア
・2004年 – 2006年 徳島県立徳島商業高等学校
・2007年 – 2010年 国士舘大学

プロ
・2011年 – 2012年 水戸ホーリーホック
・2012年 – 2017年 サンフレッチェ広島
・2017年 –       アル・アインFC

代表歴
・国際Aマッチ 2試合 0得点
・リオデジャネイロ五輪にOAとして出場

国士舘大学卒業後に水戸ホーリーホックに入団。加入初年度にいきなりJ2で35試合3得点の活躍。二年目途中、J1のサンフレッチェ広島に移籍。在籍した5シーズンで3度のリーグ優勝を経験し、日本代表にまで上り詰める。

2014年のリオデジャネイロオリンピックではオーバーエージ枠で出場。決勝トーナメント進出はならなかったものの、グループリーグ全3試合でスタメン出場した。

2017年6月にアル・アインFCへ完全移籍。移籍金は150万ドル(約1億6500万円)。2017-18は18試合に出場し、3得点。チームの国内リーグ優勝に貢献。2017年に怪我をして手術もした。今は戦列に復帰している。

UAEでの生活

先日、『Going!Sports&News』でUAEでの塩谷の生活を特集していたので、印象に残ったシーンを抜粋。

・UAEへの移籍で年俸が4倍(広島時代の5,000万円から2億円へ)。
・日中は暑い(50℃超えする日もある)ので練習は日が沈んだ夜7時から。
・試合中、電光掲示板の気温を見たら42℃と表示されていたことも。
・その為、プレー中に軽い脱水症状みたいになることがある。
・住んでいる家は2階建の庭付き。家族4人で暮らしている。

中でも一際目を引くのが年俸。なんとUAEに移籍してから広島時代の4倍に。

2018年Jリーグ日本人選手の最高年俸はG大阪の遠藤保仁選手で1億4500万円だ。つまり、塩谷は、その遠藤よりも5千万円以上も高い年俸をもらっているのである。

前述のように、現役バリバリで国内でプレーしている選手が中東へ行くことは稀なことだ。しかし、長い人生を考えたら短い現役生活の中で稼いでおくことも大切だ。

今回のクラブワールドカップで塩谷が活躍すれば、改めて彼に脚光が集まるだろう。その時、今回の移籍が新たなモデルとして再度注目されるかもしれない。