天皇杯で東京ヴェルディ、ガンバ大阪を破った法政大学はベスト16に残った(共に2−0で勝利)。
学生チームがプロ相手に善戦するのは時々あること。
しかし、2連勝となれば極めて異例。
ガンバ大阪戦においては、法政大学は結果も去ることながら内容でも圧倒した。
ここで気になるのが法政大学の実力と天皇杯での今後の日程。
今回はその点を中心にお伝えしたい。
法政大学の実力
前述の通り、法政大学は天皇杯で東京ヴェルディ、ガンバ大阪を立て続けに破り、大会の注目チームとなっている。
そんなチームならば、さぞかし大学サッカーでは無双なのだろうと思ったら、そこには意外な結果があった。
こちらは2019年度の関東大学サッカーリーグ戦1部での法政大学サッカー部の戦績。
関東大学サッカー1部は12チームによるリーグ戦。
11試合(合計22試合)を終えた時点での法政大学の成績は5勝2分4敗。
順位は12チーム中6位だ。
「えっ?」
そう思う方も多いことだろう。
Jリーグのチームを立て続けに破ったチームが、大学リーグで上位はおろか、中位を彷徨っているのだから。
初めに言っておくが、私は大学サッカーに詳しくない。
よって、法政大学のチーム事情・状況は分からない。
だが、メンバー表を見ていると一点分かったことがあった。
それは試合ごとにメンバーが大幅に変わることだ。
例えば、8月7日に行われた関東大学サッカーリーグ戦1部・専修大学戦(3−4)と8月14日に行われた天皇杯・G大阪戦(2−0)のスターティングメンバーを見ると、この2試合共に先発している選手は一人しかいないのだ。
よって、法政大学は関東大学サッカーリーグ戦よりも天皇杯を重視し、本来のベストメンバーを専修大学戦では温存していた可能性がある。
何度も言うが、これは大学サッカーに詳しくない私の完全なる憶測だ。
しかし、わずか1週間の間に先発メンバーが10人も変わるとは驚きだ。
失礼ながら、決して注目度の高くない大学サッカーリーグ。
そのことを考えると、天皇杯に集中してプロチームを破った方が注目度は遥かに高くなることだろう。
法政大学の今後の日程
天皇杯で旋風を起こしている法政大学。
気になるのは今後の対戦相手。
G大阪を3回戦で破り勝ち残っている法政大学は、9月18日にヴァンフォーレ甲府と対戦する。
ヴァンフォーレ甲府はJ2第28節終了時点で7位のチーム。
J1のG大阪を下していることを考えると、勝利する可能性は決して低いものではないだろう。
もし、ヴァンフォーレ甲府に勝利するとベスト8に残るわけだから、最終地点も見えてくる。
天皇杯の決勝は2020年元旦に国立競技場で行われる。
因みに、この試合が新国立競技場のこけら落としとなる。
各方面から注目されることになるこの試合のピッチに、学生チームが立っていたらさぞかし大きなニュースになることだろう。
法政大学vsヴァンフォーレ甲府のテレビ放送は?
注目の「法政大学vsヴァンフォーレ甲府」のテレビ放送はあるのだろうか?
現時点では、まだ決まっていないようだ。
しかし、スカパーが天皇杯の注目試合を毎回放送(3回戦は5試合)しており、そのことを考えると、この試合もスカパーで中継される可能性が高い。
現に8月14日に行われた「ガンバ大阪vs法政大学」もスカパーにて放送されている。
スカパーに興味のある方は下記リンクをご参照ください。