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久保建英が報道自粛を要請
現在、レアル・マドリードの北米ツアーに参加中の日本代表・久保建英。
連日、彼の動向は多くのニュースで取り上げられているだけに既にご存知の方も多いことだろう。
その久保が加熱する報道陣に対して自粛要請を出した。
試合後に限らず、練習中も彼の周りには常に多くの報道陣が集まる状態。
久保は18歳で、まだレアルに移籍したばかり。ポテンシャルはあるものの、まだ何の結果も出していないのだ。
そのことについて本人は「周りからも良い目で見られない」「自分がもっとビッグな選手になれるまで、控えてもらえれば嬉しい」と語っている。
中田英寿と重なる点
この一報を聞き、あるサッカー選手と重ね合わせた人も多いはずだ。
それはかつて日本代表でプレーした中田英寿氏。
今、多くの日本人選手が海外でプレーする礎を作った選手と言っても過言ではないだろう。
そんな彼の元には、常に多くの報道陣が詰め掛けた。
中田氏は当時の状況を2018年にAbemaTVで放送された特別番組で以下のように振り返った。
どれもペルージャ加入当初の話。
- 開幕戦となったユベントス戦。 自分とデル・ピエロの2ショットを取ろうと日本のメディアが多すぎて困惑した。
- 当時の日本の報道陣の過熱ぶりに正直戸惑った。自分はまだセリエAで実績を出してない。そういう選手にたくさんの報道陣。チームメイトにもそのことで気を使った
まさに今の久保と同じ状況だ。
自分はまだ何も結果を出していない。しかし、周りにたくさんの報道陣。そのことでチームメイトに迷惑をかけていないか心配な点。
しかも、当時の中田氏がワールドカップも経験し21歳だったのに対し、久保は先日、代表したばかりで18歳。
スターになる能力があるといえども、まだ18歳になったばかりの青年なのだ。
そんな彼に、大人の報道陣が気を使わせるのもおかしな話だ。
中田氏は上記の様なこともあり、大のマスコミ嫌いで知られた。
今後、久保が同じ道を辿らないことを願うばかりだ。