最終節が近くなると毎年気になるのが優勝争いと共に降格争い。以前、「J1→J2降格」を特集したので今回は「J2→J3降格」を特集する。
J2への降格は寂しいものだが、J3はもっと寂しい。ニュースの扱われ方でもそれは顕著だ。J3降格となるとニュースで扱われないことさえも多い。
J2からJ3への降格(JFL時代含)が始まったのは2012年から。それまではJ2で最下位になろうと降格することはなかった。
2012年以降の降格チームは以下の通り。
J2→J3
年度 | 降格チーム |
2012 | 町田 |
2013 | 鳥取 |
2014 | 富山 |
2015 | 大分、栃木 |
2016 | 北九州 |
2017 | 群馬 |
表を見ても分かる通り、大半のチームがJ3に残ったままだ。その中でも特に気になるのが鳥取と北九州だ。鳥取は2017年にJ3で最下位。北九州は2018年、第28節を終えた時点で最下位なのだ。一つ下のカテゴリーに落ちただけではなく最下位になる一因に戦力の低下が挙げられる。
実際、J2→J3降格となるとスポンサー撤退、もしくはスポンサー料を下げる企業も多く出てくる。つまり、J3降格はクラブにとって死活問題なのだ。J2降格よりも経営面では更にダメージが大きくなる。
現時点でJ3で最下位になっても降格というものはない。だが、近い将来、4部リーグが出来て更に下のカテゴリーに降格することが起これば、忘れ去られるチームも出てくるかもしれない。