ラグビーワールドカップが9月20〜11月2日の日程で日本で開催される。
使われるスタジアムは全12会場。
実は、ラグビーワールドカップで使用されるスタジアムのほとんどが、Jリーグのホームスタジアムである。
今回は、その詳細、及び影響についてお伝えしたい。
ラグビーW杯で使われるJリーグのスタジアム
スタジアム | 都市 | Jリーグのチーム |
熊谷ラグビー場 | 熊谷市 | なし |
釜石鵜住居復興スタジアム | 釜石市 | なし |
東大阪市花園ラグビー場 | 東大阪市 | なし |
エコパスタジアム | 袋井市 | 清水エスパルス ジュビロ磐田 |
豊田スタジアム | 豊田市 | 名古屋グランパス |
味の素スタジアム | 調布市 | FC東京 |
日産スタジアム | 横浜市 | 横浜FM |
札幌ドーム | 札幌市 | コンサドーレ札幌 |
ノエスタ | 神戸市 | ヴィッセル神戸 |
大分スポーツ公園総合競技場 | 大分市 | 大分トリニータ |
博多の森球技場 | 福岡市 | アビスパ福岡 |
熊本県民総合運動公園陸上競技場 | 熊本市 | ロアッソ熊本 |
表を見たら分かる通り、ラグビーワールドカップ全12会場のうち、実に9会場をJリーグのチームが使用している。
上記の色分けの意味は、
- 黒色 ・・・ Jリーグのチームへ影響がない
- 青色 ・・・ Jリーグのチームへ少し影響がある
- 赤色 ・・・ Jリーグのチームへかなり影響がある
となる。
まずは、青色のチームから説明。
清水エスパルスとジュビロ磐田は、エコパスタジアムを年に数回しか使わない。それぞれ、ヤマハスタジアム、アイスタというメインの会場が他にある。
名古屋グランパスは豊田スタジアムを結構利用するものの、瑞穂陸上競技場というメインの会場がある。
問題は赤色のチームだ。
がっつりホームスタジアムとして使っているのだ。
この7チームはラグビーワールドカップ期間中、どうするのだろうか?
ラグビーW杯期間中の代替スタジアム
Jリーグ | スタジアム | 代替スタジアム |
横浜FM | 日産スタジアム | 三ツ沢 |
コンサドーレ札幌 | 札幌ドーム | 札幌厚別 |
大分トリニータ | 大分スポーツ公園総合競技場 | 大分陸上競技場 |
アビスパ福岡 | 博多の森球技場 | 博多の森陸上競技場 |
ロアッソ熊本 | 熊本県民総合運動公園陸上競技場 | アウェー |
ヴィッセル神戸 | ノエスタ | アウェー |
FC東京 | 味の素スタジアム | アウェー |
ラグビーワールドカップ期間中、横浜FM、コンサドーレ札幌、大分トリニータ、アビスパ福岡は同じ県内にある他のスタジアムを使用。
ロアッソ熊本、ヴィッセル神戸、FC東京はアウェーで試合をすることになる。
熊本と神戸は2試合連続のアウェーゲームで済むのだが、問題はFC東京だ。
FC東京のホームスタジアルである味スタ(東京スタジアム)は、ワールドカップの開幕戦が行われるので準備に忙しい。
更には、味スタではラグビーワールドカップが8試合も行われる。
その為、FC東京は8月下旬から8試合連続アウェーで試合を行うのだ。
今シーズン、FC東京がホーム味スタで行う試合は、現時点で残り2試合しかない。
FC東京と言えば、初優勝に向け、現在首位に立つチーム。
このことから、ラグビーワールドカップはJリーグの優勝戦線に大きく影響があると言って良いだろう。
果たして、FC東京は怒涛のアウェー8連戦の後も首位に立っているのだろうか?
大きな注目ポイントである。