Contents
11人全員が「〜フ」
アジアカップF組の日本代表対トルクメニスタン代表戦は9日に行われ、日本代表が3−2の辛勝。
FIFAランク127位のトルクメニスタンは先制点を奪い、一時は日本からリードを奪うなど周りを驚かせた。
この試合、トルクメニスタン代表は他のことでも周りをさりげなく驚かせていた。
それは選手名だ。
なんとスターティングメンバー全員の名前の最後に「〜フ」と付いていたのである。例えば、先制点を奪ったのはアマノフ、2点目を奪ったのはアタエフという選手だった。
「〜フ」の意味
何か意味があるのだろうと思い調べてみた。すると簡単にその理由が判明した。
「〜フ」という名前はロシアを始めとする旧ソビエト連邦の一部の地域でよくある名前だそうだ。意味は「〜の息子」という意味。例えばイヴァノフという名前の場合、「イヴァンの息子」という意味が込められている。
名前の由来
日本人にはあまり馴染みのない名前の形態だが、世界には「〜フ」だけでなく他にも色んなタイプの名前の由来がある。
例えば、ウクライナには「〜ンコ」という名前が多いそうだ。これも意味は「〜フ」と同じで「〜の息子」という意味。有名なサッカー選手でいうと元ウクライナ代表のシェフチェンコがこれに当たる。
他、「~スキー」というのは「〜一族の」という意味がある。ジュビロ磐田のポーランド人GKカミンスキーはカミン一族ということになる。
旧ユーゴ諸国でよく目にする「〜ヴィッチ」も「〜の息子」という意味らしい。ストイコヴィッチ、ユーゴヴィッチ、サヴィチェヴィッチ等、名だたる選手の名前の由来は祖先から来ていることになる。
今大会のアジアカップは過去最多の24ヶ国が出場する。その分、文化や習慣の違いもたくさんあるだろう。大会を通して他にも色んな情報を吸収したいものだ。