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ジダンがレアルに電撃復帰|不在の10ヶ月で起こったこと

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ジダンがレアル復帰

ジダン監督のレアル・マドリードへの復帰が3月11日に発表された。

この電撃復帰は世界を驚かせた。

なぜならジダンは昨年の5月31日にレアルの監督を辞任したばかり。辞任から復帰までわずか10ヶ月しか経っていないのだ。

しかも現在、レアルは火の車(詳細は下記参照)。

言い方は悪いが、泥舟に乗るようなものとの見方も多い。

今回は、ジダン不在の10ヶ月でレアルに起こったことをまとめて見た。

ジダン不在の10ヶ月

以下、この10ヶ月で起こったことを時系列でまとめてみた。

時期 内容
2018年 5月 ジダン監督、レアル辞任を表明
6月 ロペテギの監督就任が発表(ロペテギはW杯前にスペイン代表監督を解任される)
7月 C・ロナウドがユヴェントスへ移籍
7月 ヴィニシウスがレアル加入
10月 ロペテギが成績不振で解任(レアルでは通算6勝2分6敗)
10月 ソラーリが暫定監督へ
11月 ソラーリが正式に監督へ
2019年 2月 国王杯準決勝でバルセロナに負け、敗退
3月 リーグ戦のクラシコでバルセロナに敗戦。通算成績95勝51分96敗で87年ぶりに勝ち越される。優勝の可能性も遠ざかる
3月 チャンピオンズリーグ決勝T1回戦アヤックス戦で敗退。通算スコア3−5(ホームでは1−4の敗戦)
3月 ソラーリが成績不振で解任
3月 ジダン監督が電撃復帰

 

ジダンはレアルを立ち直せるか?

上記のように現在、レアル・マドリードは過去稀にみる混乱した状態だ。

この他にも主将のセルヒオ・ラモスがペレス会長と口論になったことや、マルセロのユヴェントス移籍なども取りざたされている。

内容だけでなく精神面でもズタズタのレアル。

ジダンのレアル復帰の噂が立った2月、大方の予想はまずそれはないだった。

このような状態で監督を引き受けてもメリットがないからだ。下手したら自らのキャリアにも傷をつけることになるかもしれない。

しかし、ジダンは復帰を受け入れた。

失敗すれば容赦ない非難が待つであろうビッグクラブへの監督就任。

ジダンにはそれ相当の覚悟、そして立ち直せる策があるのだろう。そうでなければ今回の復帰は無謀とも言える。

ジダンの輝かしいレアルでのキャリア

ジダンはレアルで選手としてだけではなく、監督としても輝かしい成績を残した。

2016年1月に初めてレアルの監督に就任すると、それまで不調だったチームを立て直すことに成功。その後は、わずか2年半の間にチャンピオンズリーグ3連覇を達成した。

現在、レアルに在籍する選手のほとんどはその時、チームにいた選手だ。

一つのチームを仕事に例えるならば、監督は部長、選手は一社員と言えるかもしれない。

今回の復帰は、事業成績の良かった時の部長が帰ってくるようなものだ。そのことで社員は調子が良かった頃の感覚を取り戻すかもしれない。

しかし、問題はある。

成績ダントツトップだった社員が今はいないことだ。

そう、それはC・ロナウド。

ロナウドはレアル在籍時に292試合で311得点という驚異的な数字を残した。

今シーズンのレアルの不振の原因はロナウドの離脱が主だとの見方が圧倒的だ。

再びレアルに戻ったジダンが、その穴をどう埋めるのか見所だ。




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