久保建英の移籍で日本でも注目されるようになったビジャレアル。
今回は、そのビジャレアルの「レアル」についてお伝えします。
「レアル」といえば、レアル・マドリード。
しかし、この2つの「レアル」にはそれぞれの意味があったのです。
「レアル」の意味は?
結論から言うと、「レアル」とは「王室」を意味します。
「本物」という意味ではないのでご注意ください。
そして、同じ「レアル」でも、レアル・マドリードとヴィジャレアルでは意味合いが変わってくるのです。
早速、それぞれに「レアル」がついた経緯を歴史とともに振り返ってみましょう。
まずは、レアル・マドリードから。
レアル・マドリードが創立されたのは1902年のこと。
しかし、この時、クラブ名に「レアル」は付いていませんでした。
「レアル」と付くようになったのは、1908年のこと。
アルフォンソ13世から「レアル」の称号を授かり、初めて王冠をつけることができるようになったのです。
次はビジャレアル。
ビジャレアルが設立されたのは1923年のこと。
レアル・マドリード同様に「レアル」と付きますが、よく見るとエンブレムの王冠が違います。
これは「王」が違うからです。
レアル・マドリードの王がアルフォンソ13世であるのに対し、ビジャレアルの王は「アラゴン王」を意味します。
因みに、ビジャレアルはスペイン語で「王の町」という意味になります。
スペインサッカーチームとレアル
スペインのサッカーチームには「レアル」と名のつくチームが他にもたくさんあります。
また、エンブレムに王冠のマークがついているチームも多数あります。
これらは、全て王から「レアル」の称号を受けたチームである証。
その中でも最も有名なのがレアル・ソシエダ。
レアル・ソシエダは、スペインで初めて「レアル」の称号を与えられたチーム(レアル・マドリードと同じアルフォンソ13世から)。
そのため、スペインで「レアル」といえば、レアル・マドリードのことではなく、レアル・ソシエダのことを指します。
まとめ
以上、スペインのチーム名に付く「レアル」についてでした。
まとめると、「レアル」は「王室」を意味します。
「本物」という意味ではないのでご注意ください。
「レアル」の称号を与えられたチームは、エンブレムに王冠のマークがあります。
興味のある方は、エンブレムを一度チェックしてみてください。
よく見ると、クラブによって王冠のデザインが違ったりしていて面白いです。