度々、サッカー界で話題に出てくる欧州プレミアリーグ構想。
なんとなくは分かっているけど、詳しいことは分からない。
そのような方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、この欧州プレミアリーグの基本情報をまとめてみました。
欧州プレミアリーグとは?
欧州プレミアリーグは、別名で欧州スーパーリーグと呼ばれることもあります。
欧州プレミアリーグには、欧州のビッグクラブ18チームが参加を検討中とも言われています。
そのうち5チームはイングランドのチームという情報も。
噂では、マンチェスター・シティーなどが参加を検討中だとか。
現時点では、欧州プレミアリーグに関する情報はほとんどが憶測です。
なぜならば、各クラブとの交渉は水面下で行われており、表には出てきていないからです。
この欧州プレミアリーグは、現行の欧州チャンピオンズリーグに取って代わる大会になると言われています。
欧州チャンピオンズリーグが各国の強豪チームが出場する大会だとすれば、欧州プレミアリーグは欧州の限られた強豪チームだけが出場する大会となります。
よって、当然、欧州チャンピオンズリーグよりも更に高いレベルのリーグとなる訳です。
この欧州プレミアリーグ、うまくいけば2022年初頭の開幕を目指しているとのこと。
実際に大手銀行のJPモルガンから60億ドル(約6300億円)の資金を調達するなどといったニュースも出てきています。
ちなみに、この欧州プレミアリーグ構想は今に始まった話ではありません。
実は、1990年代から何度も浮上しては消えた幻の案なのです。
欧州プレミアリーグの問題点
この欧州プレミアリーグに関しては様々な問題点があります。
まず第一に
欧州プレミアリーグが始まれば、欧州チャンピオンズリーグはどうなるのか?
という疑問。
現実的に考えて、この2つのリーグに同時参加は不可能です。
もし、欧州プレミアリーグが実現すれば、欧州のビッグクラブはそちらへ移行するでしょう。
そうなれば、ビッグクラブがいない欧州チャンピオンズリーグの意義は半減します。
というか、継続するのが難しくなるかもしれません。
欧州プレミアリーグが現実のものとなれば、欧州のクラブ間で貧富の格差が今以上に広がることが考えられます。
FIFA vs UEFA
欧州プレミアリーグに関しては、「FIFA vs UEFA」という構図もあります。
FIFAは欧州プレミアリーグ構想の賛成派だと言われています。
しかし、大きな収入源である欧州チャンピオンズリーグが危機的な状況に晒されるUEFAは断固として反対しています。
もし、欧州プレミアリーグが現実のものとなると、FIFAとUEFA間で溝が深まることでしょう。
まとめ
以上、欧州プレミアリーグ構想についてでした。
前述のように、この構想は1990年代から話題になるものの、具体的な進展のないまま消えるの繰り返しでした。
しかし、2020年10月に新しいニュースが入ってきました。
それは、バルセロナのバルトメウ会長が辞任スピーチで語った内容。
彼は「バルセロナは欧州プレミアリーグへの参加を受け入れた」と発言したのです。
これまで噂レベルで現実的なアクションがなかった欧州プレミアリーグ。
この発言を発端に、今後、連鎖的にビッグクラブが欧州プレミアリーグについて何らかのアクションを起こして行くかもしれません。