2020年に同時期開催されているユーロとコパアメリカ。
今回は両大会の歴史を数字で比較してみました。
そこには驚きの数字がありました。
ユーロとコパアメリカの歴史
まずは両大会の歴史から。
コパアメリカは世界最古の大陸選手権としても有名で、第一回大会は1916年とその歴史は古いです。
一方、ユーロは第一回大会が1960年と比較的新しい大会になります。
しかし、驚くべき点は大会数にあります。
ユーロは1960年の第一回大会以降、「4年に1度」を原則として開催されており、2020年大会は第16回大会となります。
これに対し、コパの回数がすごい!
コパアメリカは最初の方は毎年開催されていたようです。
その後、開催期間が「2年に1度」になったり「4年に1度」になったり、頻繁に変更。
結果、2021年大会は第47回大会となります。
ユーロと比較するとコパアメリカの大会数は約3倍になります。
大陸No1を決める大会として有名なユーロとコパアメリカ。
大会数にはこんなにも差があったんですね。
ユーロとコパアメリカの優勝回数
ここまで大会数に差があれば、当然、優勝回数も違ってきます。
まずは大会数の少ないユーロから見ていきましょう。
ユーロは最多優勝回数がドイツの3回。
その他、1回優勝が7カ国。
一つのチームに優勝が偏らないのは、ヨーロッパ全体のレベルが高いことを意味しています。
それに対し、コパアメリカの優勝回数を見るとすごいことになっています・・・↓
ウルグアイ優勝15回、アルゼンチン優勝14回。
この2つのチーム、優勝しすぎです。
ウルグアイは最初に行われた10大会中6大会で優勝しています。
これがウルグアイがよく”古豪”と呼ばれる所以です。
ユーロとコパアメリカの出場国数
前述の通り、大会数は
- ユーロ 16回
- コパアメリカ 47回
とその差は3倍。
しかし、面白いのがここから。
大会数がこんなに違うのに、出場国の数はそう変わらない、というか逆転現象が起こっているんです。
両大会の通算出場国数は下記の通り↓
- ユーロ 33ヶ国
- コパアメリカ 19ヶ国
ヨーロッパは国数が多いので出場国数も多いです。
しかし、南米は元々の国数が少ないので出場国数が少ないんですね。
この19ヶ国には招待国枠でのアメリカ、日本、メキシコなども含まれます。
メキシコに関しては北中米でありながら、コパアメリカ出場回数10回と準レギュラーみたいな感じです(最近はあまり呼ばれていません)。
このことからユーロは出場国数のバリエーションがコパアメリカよりも豊かと言えるでしょう。
ユーロとコパアメリカまとめ
以上、ユーロとコパアメリカの歴史を数字で比較した結果でした。
ユーロは優勝国数が多く、全体的にレベルが拮抗しているのが数字からも伺えます。
一方でコパアメリカに関してはとにかく開催数の多さが目立ちました。
しかも出場国数が少ないので、南米のチームは何度も同じ相手と対戦していることになります。
これにワールドカップ最終予選なども入ってくるので、南米チームはお互いに手の内を知り尽くしていると言って良いでしょう。
バリエーション豊富なユーロ、お互いにを熟知しているコパアメリカ。
このことを頭に入れておくと、次から少し違った視点で両大会を見ることができるかもしれません。
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下記は2020年開催のユーロ&コパアメリカ全試合の日程・結果です↓