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モロッコ代表の海外出身選手|一覧表|ワールドカップ |移民・ルーツ

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カタールワールドカップ で快進撃を続けるモロッコ代表

モロッコ代表は、今大会も含めワールドカップに通算6回出場

過去最高成績は1986年のメキシコワールドカップ で記録したベスト16

しかし、それ以外では全てグループリーグ敗退だ。

アフリカネーションズカップにおいても1976年に優勝しているが、これが唯一の優勝。

このように近年、国際舞台で際立った活躍がなかったモロッコ代表が、なぜ急にワールドカップ という舞台でベルギー代表、スペイン代表、ポルトガル代表を破ることができたのか?

モロッコ代表は何か特別な育成をしていたのか?

モロッコ代表を調べていると、そこには面白いデータがあった。

なんとほとんどの選手がモロッコではなく、ヨーロッパ出身だったのだ。

今回はモロッコ代表選手のルーツをお伝えする。

モロッコ代表選手の出身地

こちらがカタールワールドカップ のモロッコ代表メンバー26選手↓

※ 選手名の背景が青色になっているのが海外出身者。

※ 選手名をクリックすると各選手のWikipediaページへ。

ポジション 選手 備考
GK ヤシン・ブヌ カナダ生まれだが、2歳の時にモロッコに移住。
モロッコのクラブチームに在籍経験あり。
ムニル スペイン出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
アーメド・レダ・タグナウティ モロッコ出身。
DF ヤヒア・アッティヤト・アラー モロッコ出身。
バドル・バヌン モロッコ出身。
ロマン・サイス フランス出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
ジャワド・エル・ヤミク モロッコ出身。
ナイフ・アゲルド モロッコ出身。
ヌサイル・マズラウィ オランダ出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
アクラフ・ダリ モロッコ出身。
アクラフ・ハキミ スペイン出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
MF ヤヒヤ・ジャブラヌ モロッコ出身。
ビラル・エル・ハヌス ベルギー出身。
ベルギーU18代表経験あり。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
サリム・アマラー ベルギー出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
アゼディン・ウナヒ モロッコ出身だが、モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
ザカリア・アブクラル オランダ出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
ソフィアン・ブファル フランス出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
ソフィアン・アムラバト オランダ出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
アナス・ザルリ ベルギー出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
イリアス・シャイル ベルギー出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
ハキム・ツィエク オランダ出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
FW ユセフ・エン・ネシリ モロッコ出身だが、モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
アブデ・エザルズリ モロッコ出身だが、モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
アブデルハミド・サビリ モロッコ出身だが、モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
ドイツU21代表経験あり。
ワリド・シェディラ イタリア出身。
モロッコのクラブチームに在籍経験なし。
アブデルラザク・ハムダラー モロッコ出身。

 

26人中14人が海外出身

表を見るとわかる通り、26人中14人が海外出身者だ。

GKブヌに関しては2歳でモロッコに帰っており、モロッコのクラブチームに所属したこともあるのでそこまで海外要素は強くないかもしれない。

しかし、他の13人に関してはヨーロッパで生まれて育っており、両親がモロッコ人、もしくはモロッコの血を引くということからモロッコ代表を選択している。

その他、モロッコ出身の選手に関しても若くしてヨーロッパのクラブチームに移籍し、モロッコのクラブチームに所属したことがないパターンが見られるのが特徴。

要は、モロッコ代表はヨーロッパサッカーに染まった選手たちの集団なのである。

まとめ

改めてまとめると、モロッコ代表26人中14人が海外出身者だ。

実に全体の約53%もの選手が海外で生まれ育っている。

このことからモロッコ代表の強さは、モロッコにルーツを持つ選手がヨーロッパのサッカーで成長し、モロッコに戻ってきたからと言えるだろう。

ちなみに、今大会でモロッコ代表を指揮するワリド・レグラギ監督に関しても、フランス出身でありながら、現役時代はモロッコ代表でプレーすることを選択している。

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