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冨安がボローニャへ
日本代表DFの冨安健洋が、シント=トロイデン(ベルギー)からセリエA・ボローニャへ移籍することが正式に発表された。
ボローニャ紙『CORRIERE DI BOLOGNA』によると、移籍金は800万ユーロ(約10億円)で契約は2024年6月30日までの5年になるようだ。
これで冨安はセリエAでプレーする11人目の日本人選手となる。
中田英寿が所属したチーム
ボローニャでプレーする日本人選手は冨安が2人目となる。
初めてボローニャでプレーした日本人は元日本代表の中田英寿だ。
2001年夏に当時のアジア人最高移籍金(33億円)でローマからパルマへ移籍した中田。
しかし、そこで待ち構えたいたのは度重なる監督交代と機能しないチーム。
当然、パルマの成績は下位に沈み、その矛先は中田へと向かった。
心身ともに疲れきった中田。
そんな彼にとって転機となったのが2004年1月のボローニャへの移籍だった。
レンタル移籍という形で在籍期間も半年と短期間だったが、ここで中田は降格の危機にあったボローニャを立て直し、セリエA残留に大きく貢献した。
2018年9月にAbemaTVで放送された、中田英寿がセリエAで在籍したチームを巡る番組「20年目の旅」にて、ボローニャについてこう語っていた。
「ボローニャは非常に落ち着いた街で深呼吸させてくれた」
熱狂的なサポーターが多いことで知られるセリエA。そんな中にあってボローニャは、少し落ち着いた街のようだ。
セリエA初挑戦となる冨安にとっては、これ以上ない環境の街かもしれない。
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