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ファン・バステンがFIFA技術部門チーフを辞任。在任中にしたことは?

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ファン・バステン(53歳)がFIFA技術部門のチーフを10月12日に辞任した。辞任理由は家族との時間を優先させる為。

現役時代、アヤックス、ACミランで活躍したファン・バステン。アヤックスでは133 試合で128ゴール、ACミランでは147試合で90ゴールとその名を世界に知らしめた。

オランダ代表でも58試合24ゴールと活躍。88年欧州選手権のオランダ優勝に大きく貢献した。

現役時代は規格外のプレーで知られたファン・バステン。FIFA技術部門でも現役時代同様、規格外の面白い提案をしていた。

今回は、彼がFIFA技術部門在任中に提案・推進したことをまとめてみた。内容は下記の通り。

  1. ビデオ・アシスタント・レフリーの導入
  2. オフサイドの廃止
  3. オレンジカードの導入
  4. 延長戦の廃止
  5. PKではなく、GKとの一対一(25メートルドリブル)で勝負

実現したのは赤文字のビデオ・アシスタント・レフリーだけ。VARのことだ。ロシアワールドカップにおいては、このVARで多くのジャッジが覆った。

その他は、どれも奇抜なアイデアだ。

オフサイドの廃止
オフサイドの廃止は、ゴール前で人が固まるのを解消するために提案。ゴールこそがサッカーの魅力。ストライカーらしい考えだ。

オレンジカード
オレンジカードとは、レッドカードとイエローカードの間のもの。悪質なファールだが、退場するまでではない。そのような場合、オレンジカードで10分間、一時的にピッチ外へということを提案した。

延長戦&PKの廃止
延長戦を廃止して、シュートアウトを提案。シュートアウトとは、25メートル付近からドリブル。GKと一対一で争う方式だ。制限時間内であればロングシュートでもいいし、ゴールキーパーを抜いても良いというもの。

サッカーのルールは時代によって違うもの。昔は、キーパーへのバックパスを手で扱えた。オフサイドの定義も違った。

今は奇抜に見えるファン・バステンの提案。もしかしたら、近い将来実現しているかもしれない。