奇抜なヘアースタイルのGK
韓国代表は22日に行われた決勝トーナメント一回戦でバーレーン代表を3−2で下し、準々決勝進出を決めた。
この試合で韓国代表のゴールマウスを見て「あのGKはどこへ?」と思った人も多いのではないか。
あのGKとはロシアワールドカップで韓国代表の正GKを務めたチョ・ヒョヌ(大邱FC)。
奇抜なヘアースタイルでひょろっとした体型のGKと言った方がピンとくる人も多いかもしれない。
チョ・ヒョヌはロシアワールドカップでスーパーセーブを連発。グループリーグのドイツ代表戦ではマンオブザマッチに輝く活躍でチームを2−0の勝利に導いた。
今大会の韓国代表GK
だが、今大会ではそのチョ・ヒョヌではなく、キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)が全試合で韓国のゴールマウスを守っている。
半年前にあれだけインパクトある活躍をしたチョ・ヒョヌはどうなったのだろうか。
絶不調? それとも怪我でもして選外なのか?
そう思い、韓国代表のメンバー表を調べてみた。
するとチョ・ヒョヌはアジアカップの韓国代表メンバーに確かに選ばれていた。
過去6ヶ月のデータ
この半年の間、何かあったのだろうか?
気になったのでワールドカップ後からアジアカップまでに行われた韓国代表の全試合、そして先発GKをまとめてみた。
日付 | 試合(結果) | GK |
9/7 | コスタリカ(2−0) | キム・スンギュ(ヴィッセル神戸) |
9/11 | チリ(0−0) | キム・ジンヒョン(C大阪) |
10/12 | ウルグアイ(2−1) | キム・スンギュ(ヴィッセル神戸) |
10/16 | パナマ(2−2) | チョ・ヒョヌ(大邱FC) |
11/17 | オーストラリア(1−1) | キム・スンギュ(ヴィッセル神戸) |
11/20 | ウズベキスタン(4−0) | チョ・ヒョヌ(大邱FC) |
1/1 | サウジアラビア(0−0) | キム・スンギュ(ヴィッセル神戸) |
表を見ると7試合のうち、キム・スンギュ(ヴィッセル神戸)が4試合、チョ・ヒョヌ(大邱FC)が2試合で先発しているのが分かる。
ワールドカップ後の初陣でキム・スンギュが先発であることを考えると新しく韓国代表に就任したパウロ・ベント監督はチョ・ヒョヌよりもキム・スンギュの能力をより高く評価しているようだ。
特に、チョ・ヒョヌが怪我をしたとかスランプに陥ったということではなさそうだ。
因みに決勝トーナメント1回戦のバーレーン戦では韓国が1−1の同点に追いつかれた直後、国際映像はベンチにいるチョ・ヒョヌの姿を映し出していた。
それほど、彼がロシアワールドカップで残したインパクトは大きかったということだろう。