世界を混乱させる新型コロナウイルス。
それはサッカー界も同様。
多くのリーグが延期を余儀なくされ、選手の給料カットの話なども各方面で出ています。
その混乱のまとめ役の一人が、選手会長。
世界各国の選手会長のコメントが、連日のように多くのメディアで取り上げられています。
今回は、その中でも特に気になった、ある国の選手会長についてお伝えします。
イタリア選手会の会長
気になったのは、イタリア選手会のトンマージ会長。
トンマージといえば、元イタリア代表のミッドフィルダー。
ローマ在籍時には元日本代表の中田英寿と一緒にプレーした経験もあり、彼を覚えている方も多いことでしょう。
ここで一つ疑問が。
それは、「トンマージってまだ現役なの?」ということ。
何故ならば、日本の場合、選手会長は現役選手がしているからです。
現在の日本プロサッカー選手会の会長は、サガン鳥栖に在籍する高橋秀人。
その前の選手会長5人も全て現役選手でした。
選手会会長は現役だけではない
トンマージのプロフィールを調べたところ、いとも簡単に答えが出てきました。
現在45歳のトンマージは、既に現役を引退しています。
イタリア選手会の会長に関しては、現役選手かどうかに深くこだわらないようです。
というのも、トンマージの前のイタリア選手会の会長は43年間も在職していたからです。
その人物とは、セルヒオ・カンパーナ。
現役時代にボローニャ、ヴィッチェンツァなどでプレーした経験を持つ彼は、現役を引退した翌年の1968年にイタリア選手会の初代会長に就任。
その後、2011年まで43年もの間、会長を務めました。
トンマージは、2011年にそのバトンを引き継ぎ、現在、イタリア選手会2代目の会長となっています。
因みに、1934年生まれのセルヒオ・カンパーナは85歳となった今も健在です。
彼のプロフィールがきになる方は、コチラ(英語)をご覧ください。
まとめ
国によって色々と事情も異なるわけですが、引退選手が選手会の会長を務めるとは日本人の感覚からしたら少し驚きでした。
日本ではプロ野球選手会の会長も現役選手ですから。
以上、ちょっと気になったイタリア選手会の会長についてでした。