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サイゲームスがスポンサー撤退|サガン鳥栖の3年間

サガン鳥栖 ベストアメニティスタジアムCygames(サイゲームス)が2018年限りでサガン鳥栖のスポンサーを撤退することが分かった。サガン鳥栖は今年7月に年俸5億円でフェルナンド・トーレスを獲得したばかり。現在は残留争いの真っ只中。まさに寝耳に水だろう。

スポンサー撤退の理由

サガン鳥栖 練習場

サイゲームスがサガン鳥栖とスポンサー契約したのは2015年7月。サイゲームスの渡辺耕一社長が佐賀出身だったことも大きく関わったと言われている。スポンサー契約は年間5億円以上。それまで大きなスポンサーがなかったサガン鳥栖にとっては、大きなバックアップだった。

サイゲームスは自社のCMに、サガン鳥栖の練習場の風景を流すなどサッカーファンにとって両者の絆は深いものに見えた。

だが、2018年9月に起きたある出来事が両者の運命を大きく変える。サイバーエージェントがJ2町田ゼルビアを買収することが発表されたのだ。サイゲームスはサイバーエージェントの連結子会社(設立時は100%子会社)なのである。

サイゲームスとサガン鳥栖の関係はスポンサー契約なのでJリーグの規約(1オーナーが複数のクラブの運営に関わる)に抵触しないものの、サイバーエージェントがグループとして町田ゼルビアをバックアップすると決めたため、今回スポンサー契約終了となったようだ。

サイゲームスとのスポンサー契約締結後、トーレスをはじめとする多くの選手を獲得してきた鳥栖にとっては大きな痛手となるだろう。もしかしたら、トーレス放出の可能性もあるかもしれない。

サガン鳥栖の3年間

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サイゲームスとスポンサー契約した2015年7月以降、サガン鳥栖には大きな変革があった。この3年間を追ってみる。

サガン鳥栖vsアトレティコ・マドリード

2015年8月1日にベストアメニティスタジアムで行われて試合。グリーズマン、トーレス擁するアトレティコ・マドリードがベストメンバーでやってきた。マッチスポンサーとなったのはサイゲームスだった。

主な獲得選手(2015年7月以降)

権田修一、小林祐三、原川力、高橋秀人、小野裕二、金崎夢生、イバルボ、トーレス

Jリーグで既に実績のある選手に加え、日本代表、コロンビア代表、スペイン代表経験のある選手が続々と加入した。今までのサガン鳥栖ではないことだった。

2018シーズンに降格することがあるならば、資金面も考えてこれだけの選手を維持するのは難しいだろう。降格すれば、以前のようにJ2の中位を彷徨うチームに戻る可能性もある。
もし2019年にJ2で町田ゼルビアと試合するようなことがあれば、新たな因縁マッチとなりそうだ。サガン鳥栖にとって、そのような事態は是が非でも避けたいこと。今シーズンの残留争いはチームの未来を大きく左右する正念場になるだろう。